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学会に参加してきました

8月19日から22日に京都で行われた日本リハビリテーション医学会に、東京病院から医師2名が現地参加してきました。

コロナの影響で現地で参加している方は少なかったですが、その分集中して最前列でいろいろな講演を聞くことができ、勉強になりました。


高次脳に関係する講演もたくさんありましたので一つご紹介したいと思います。

「高次脳機能障害のリハビリテーション治療 〜患者家族会との連携〜」

は、この分野で有名な慈恵医大第三病院の渡邉修先生の講演でした。

渡邉先生は北多摩南部地区の高次脳機能障害者の支援に長く携わっておられ、その経験や知見を元に発表されました。


気になった内容をいくつかピックアップします。

・高次脳機能障害の患者さんには「感情」(うつ、不安、怒りなど)がすべての中心にある

・障害は治らなくても、環境要因には介入できる:(例)コミュニティの中でなんらかの役割を果たすことで 感情に変化をもたらしうる

そこで、地域リハとして患者会グループで活動を行うことが大切だと述べられていました。


・介護保険には就労への支援が含まれていない

→就労・復職を目指す世代の高次脳機能障害の患者さんには様々な復職支援が必要で、その一つとして患者会も大きな役割を果たしうるとのことでした。


当事業は患者会ではありませんが、患者さんにとって有益な情報発信や連携ができればと考えています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 
 
 

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