失語症について
- 北北高次脳普及支援
- 2020年8月30日
- 読了時間: 2分
みなさんおはようございます。
まだまだ暑い日が続いていますが、お元気でしょうか?
今日は、失語症についてお伝えしたいと思います。
失語症とは、
・話しかけられたことが理解できない (「聴く」の問題)
・話そうと思っても言葉が出てこない、言い間違える (「話す」の問題)
・字が読めなくなる (「読む」の問題)
・字が書けない、または書けても書き間違える (「書く」の問題)
の4つの症状があります。
人によって、
・症状の程度
・4種類の中のどれがあるか
はそれぞれ異なります。
失語症の方と接する時の例をご紹介します。
【理解が難しい場合】
・短い文でゆっくり話しかける。
例:
× 病院から電話があって、山田先生が風邪を引いたから今日のリハビリはお休みですって。
○ 今日のリハビリはおやすみです。山田先生が風邪だからです。
・ジェスチャー、文字、イラストなど理解しやすいものを使う。
【言いたい言葉が出てこない場合】
・「はい/いいえ」で答えられる質問をして情報を引き出す
例:「家族のことですか?」「大きいものですか?小さいものですか?」など
・文字やイラスト、地図などを指さしてもらう
身近な事柄や本人がよく使う表現を一覧できるようにしておくと便利です。
・「待つ」こと
言いたいことが出てくるまで、ある程度ゆっくりと待つことも大切です。
いかがでしたか?
失語症の方と関わるときは上に書いた方法を意識してみてください。
また、繰り返しですが失語症の症状は患者さん一人ひとり異なりますので、症状に合わせて対応することが大切です。
接していく中で、コツがつかめるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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